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中韓が席巻、日本人消えたサイパン

サイパンを代表するマイクロビーチ(?Junji Takasago/MVA)
サイパンを代表するマイクロビーチ(?Junji Takasago/MVA)
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 日本から最も近い海外のリゾート地として知られる北マリアナ諸島・サイパン島。日本との関わりも深く、かつては多くの日本人が訪れたが現在はピーク時の約9割減に。代わりに近年急増しているのが中国、韓国人観光客だ。こうした中で、日本人客に愛されてきたキャラクター「サイパンだ!」も昨年末にひっそりと“引退”した。サイパンでいま何が起きているのか。

アクセス悪く…

 「日本人客はほとんどみかけなくなった」。サイパン在住歴約40年で旅行会社を営む女性は嘆息する。

 日本からサイパンまでは飛行機で約3時間半。1977(昭和52)年に日本航空が就航して以来、卒業旅行の学生や家族連れ、OLら日本人客が増加し、ピークの1997(平成9)年には年間45万人が訪問した。

 しかし、2005(平成17)年に日航が撤退。それをきっかけに減少傾向となり、2018年には約4万人に落ち込んだ。

 「便数の減少が要因の一つ」。こう語るのは、マリアナ政府観光局の担当者。日航の撤退後も米航空会社が就航していたが、昨年5月を最後に定期便はゼロに。アクセスの悪さが、日本人を遠のかせている。

サイパンの中心部ガラパン。多くの観光客でにぎわっている(©Junji Takasago/MVA)
サイパンの中心部ガラパン。多くの観光客でにぎわっている(©Junji Takasago/MVA)
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 背景には、出張需要が安定的に見込めるエリアと違って、需要の変動が激しい点がある。航空アナリストの鳥海高太朗さん(40)は「1人あたりの単価が安く、閑散期には搭乗客も少ない。航空会社にとってはもうからない路線」と説明する。

(次ページ)あの「サイパンだ!」も…

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