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鳥取から世界へ 愛好者300万人のグラウンド・ゴルフ

5月に鳥取県湯梨浜町で開催され、12カ国から308人が参加した「グラウンド・ゴルフ国際大会」=(同町提供)
5月に鳥取県湯梨浜町で開催され、12カ国から308人が参加した「グラウンド・ゴルフ国際大会」=(同町提供)
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 すっかり生涯スポーツとして定着した「グラウンド・ゴルフ」。その発祥の地は日本海に面した鳥取県湯梨浜町で、ルールにも地名が登場する。国内の愛好者は300万人以上といわれるが、課題は海外での普及。用具が足りなかったり、独自のルールでプレーされていたりするという。「グラウンド・ゴルフを世界的な競技へ」。人口約1万7千人の町の挑戦が始まった。

旧村名がルールに

 「ナイス、トマリ」。6月中旬、湯梨浜町営グラウンド・ゴルフ場では、地元の住民が声を掛け合いながら競技を楽しんでいた。同町では日常的な光景だ。

 専用のクラブで直径6センチのボールを打って転がし、金属製の円形枠(ホールポスト)に入るまでの打数の少なさを競う。ともに日本で生まれたスポーツのゲートボールと似ているが、少し違う。

 ゲートボールは5人ずつの2チームによる対抗戦だが、グラウンド・ゴルフは個人競技。ゲートボールは各選手が自分のボールをスティックで打ち、決められた順に3つのゲートを通過させ、最後にゴールポールに当てれば上がり。これに対しグラウンド・ゴルフは、ゴルフのようにボールを打ち、ゴールとするホールポストまでの打撃数を競う。

 グラウンド・ゴルフは昭和57(1982)年、同県泊(とまり)村(現・湯梨浜町)で、高齢者に適した新スポーツとして考案された。ホールポストの中にボールが静止することを意味する「トマリ」は、旧村名から付けられた。

 当時、村教委で開発を担当した一人で、日本グラウンド・ゴルフ協会常務理事の河本清廣さん(69)によると、視察先の大学でボールを打って遊んでいた学生を見て、競技誕生のヒントになった。「地域に密着している学校の校庭(グラウンド)でできるスポーツをイメージした」

アジア、欧州でも

 同協会によると海外では中国、韓国、台湾、モンゴル、スペイン、ポーランドなどに協会組織がある。

 しかし、海外では用具の確保が難しい地域が多く、安全基準を満たさない道具が使われていたり、地域独自のルールでプレーされたりしている実態があり、競技普及の妨げになっていたという。

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