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脱サラで実現 夢の小豆島ビールの味

まめまめびーるの定番。(左から)しろまめまめ、くろまめまめ、あかまめまめ=6月17日午後、香川県の小豆島
まめまめびーるの定番。(左から)しろまめまめ、くろまめまめ、あかまめまめ=6月17日午後、香川県の小豆島
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 穏やかな瀬戸内海を眺めながら、グラスを傾ける。至福の時間をもたらしてくれるのが、香川県・小豆島の醸造所「まめまめびーる」(同県小豆島町)だ。醤油(しょうゆ)のもろみやかんきつ類といった島の素材を生かした地ビール(酒税法上は発泡酒)を製造している。「景色を楽しみながら、小豆島ならではのビールを味わってほしい」と話すのは、まめまめびーるを立ち上げた中田雅也さん(35)。農家の協力を得て二条大麦も栽培し、全て小豆島産のビールを目指している。

脱サラし、妻子と小豆島に

 神戸や高松からのフェリーが到着する小豆島の坂手港から坂道を上ること約10分。古い建物を改修した醸造所が見えてくる。併設の店舗や庭のテント席でビールを味わえる。「シチュエーションにこだわって探した場所」(中田さん)という通り、瀬戸内海を行き交う船や島々を眺め、潮風に当たりながら飲む一杯は格別だ。

 ニューヨーク留学中、多様な味わいのビールと出合い、とりこになったという中田さん。「ビールを造りたい」という夢を抱きつつも、実現には多額の費用がかかると半ばあきらめていた。だが、小規模な醸造所の存在を知り、「自分好みのビールを造る」と決心。候補地を探していたところ、友人の紹介で訪れた小豆島の景色にほれ込んだ。

 勤めていた会社を辞めて岡山市の地ビール醸造所で修行し、平成28年に妻子とともに大阪から小豆島に移住。翌年、店舗を併設した醸造所を構えた。「まめまめびーる」には、小豆島の「豆」と、「まめまめしくビールを造る」という2つの意味を込めた。

古い建物を改装したまめまめびーるの店舗=6月17日午後、香川県の小豆島
古い建物を改装したまめまめびーるの店舗=6月17日午後、香川県の小豆島
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目指すはすべて小豆島産

 地域に根ざしたビールにこだわり、副原料として小豆島の素材を使用。4種類の定番商品は、いずれも色にちなんで命名した。

 小豆島は醤油造りが盛んで、その醤油のもろみを使った黒ビール「くろまめまめ」は、独特の香りとコクが特徴。香川県産小麦とコリアンダーシード、島のハーブやかんきつ類を用いた「しろまめまめ」はすっきりした飲み口だ。

(次ページ)絶品、美味の秘密は…柑橘、そして

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