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【G20サミット おもてなし最前線(上)】迎える準備は万全 会場トイレを和式から洋式に ホテルロビー改装

G20専属スタッフの「リエゾン」を務める針辻真澄さん
G20専属スタッフの「リエゾン」を務める針辻真澄さん
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 「終わったときに、『大阪でG20をやってよかった』と思ってもらいたい」

 6月28、29日に大阪市で開催される20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)。要人の受け入れ準備を進めるリーガロイヤルホテル(大阪市北区)で「リエゾン」を務める針辻真澄さんは話す。

 リエゾンは組織間の連絡を意味するフランス語が語源。G20サミットでは、複数の国から宿泊客を受け入れる見通しで、ホテル側は国ごとにリエゾンを配置し、ホテルの到着から、モーニングコール、出国までの対応にあたる。

 サミット期間中は、参加各国間で、ホテルなどを舞台に2国間会談も断続的に開催される。急な2国間会談のサポートもリエゾンの役割。担当国の文化的背景や言語も学び、受け入れに備えているという。

 リーガロイヤルホテルは、系列のリーガロイヤルホテル小倉(北九州市)が2016年の先進7カ国(G7)エネルギー相会合のメイン会場となるなど、豊富な要人の受け入れ経験を持つ。

 同会合などでリエゾンを務めた経験もある針辻さん。自身が大阪府出身ということもあり、「日本初開催のG20が大阪で開かれるのは、大阪人としてうれしい。万全の準備でお迎えしたい」と話していた。

 ホテルでは、昨年11月にプロジェクトチームを発足。リエゾン以外にも全社員の3割にあたる約300人が語学研修にあたったほか、メインロビーも改装しサミットに備えている。

 一方、メイン会場となるインテックス大阪(大阪市住之江区)でも、要人たちを迎える準備が着々と進んでいる。昭和60年にオープンした、総展示面積約7万平方メートルの国内有数規模の国際展示場だが、築34年と古く、今回、サミット会場となる際、個室トイレのうち38室が和式トイレだったことが課題のひとつだった。

 サミットを機に、洋式への改修を進め、253室のうち9割以上が洋式に。混雑緩和のため、女性用トイレ16室と多目的トイレ1室の「トイレ棟」も新設された。「表に出ない部分だからこそ、快適に過ごしてもらいたい」と担当者。エアコンや防火シャッターの更新も行った。

 今回のサミットは、大阪にとっては、1995年のアジア太平洋経済協力会議(APEC)以来の大型の国際会議。大阪を訪れる訪日外国人(インバウンド)は増加傾向だ。2025年の大阪・関西万博の開催が決まり、IRの誘致も進めるなかで、大阪の「おもてなし」の力が試される機会でもある。(鈴木俊輔)

     ◇

 今回のサミットを大阪の都市力向上につなげることができるのか。2回にわたってリポートする。

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