PR

産経WEST 産経WEST

堺市長選で公選法違反疑い 野村氏陣営の元堺市議2人を書類送検

堺市長選告示前に堺市内の府立高の卒業生宛てに送られた投票を呼び掛ける文書
堺市長選告示前に堺市内の府立高の卒業生宛てに送られた投票を呼び掛ける文書

 6月9日に投開票された堺市長選に立候補し、落選した元堺市議の野村友昭氏(45)への支援を呼びかけるビラを告示前に郵送したとして、大阪府警は24日、公職選挙法違反(事前運動、法定外文書頒布)の疑いで、野村氏陣営関係者の元堺市議2人を書類送検した。捜査関係者などへの取材で分かった。同一郵便局の配達地域内で大量の郵便を送ると、料金が割引になる制度を利用し、約1万人にビラを送ったという。

 捜査関係者によると、書類送検されたのは、野村氏陣営の出納責任者を務めた男性元堺市議(37)と、別の男性元堺市議(71)。書類送検容疑は堺市長選告示前の5月23日ごろ、野村氏の出身校である府立泉陽高校(堺市堺区)の同窓会名簿を利用して、野村氏への支援を依頼するビラを同高の卒業生らに郵送したとしている。

 総務省によると、堺市などの政令市長選では、候補者への投票を呼びかけるビラは選挙事務所や個人演説会、街頭演説で配布できるが、有権者への郵送は認められていない。

 関係者らによると、元市議らは同窓会名簿に記載された約1万人にビラを郵送。郵送の際には、同じ郵便局の配達地域内で100通以上を送る際に、料金が割引になる「区内特別郵便」を利用していた。

 府警は6月中旬、野村氏や元市議の事務所など関係先を捜索し、パソコンなどを押収。裏付け捜査を進めていた。堺市長選では大阪維新の会公認の永藤英機氏(42)が、野村氏を1万4091票差の僅差で破り、初当選を果たした。

 出納責任者だった元市議は書類送検前、産経新聞の取材に「私が発案して実行した」と事実関係を認めていた。一方、野村氏は取材に、自身の関与を否定した上で、「誰が郵送したのかは知らないが、1人でも多く野村を知ってもらおうという思いがあったのだと思う」と話した。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ