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【医学部受験の現場から(1)】面接で生徒に求めたい「20年後の私」 河合塾・山口和彦

医学部受験生の面接の心得は…(写真は今年2月の東京大学での2次試験)
医学部受験生の面接の心得は…(写真は今年2月の東京大学での2次試験)
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 最近の医学部(医学科)入試では大半の大学で「面接試験」が課される。われわれ予備校は、生徒たちの中にある「知識資源」をコーチングで引き出すことに努めている。こうした対策にかなりの時間を費やさざるを得ない生徒がいる。明確な志望動機と将来のキャリアプランを持たない生徒たちは少なくない。

 「模擬面接」では、志望動機とともに、将来のキャリアプランを尋ねる。めざすものが臨床医なら分野、研究なら方向性、地域医療なら場所などの初歩的なものだ。それでも、うまく答えがかえってこない生徒がいる。医学科を志望しながら実はあまり深く考えていないのだ。「入学後に適性を見極める」と回答する生徒は多いが、将来のキャリアプランが決まっているからこそ、選択できる医学部入試もある。

 例えば、僻地(へきち)医療の確保向上を目的として設置された自治医科大や産業医の免許を授与する産業医科大のことを知っている生徒は多くはない。

 各大学の「地域推薦入試」も地域医療の確保向上につなげる色彩が強いので、将来の勤務地域を限定したり、卒業後に進む診療科に限定を受ける場合がある。地域医療に貢献したい受験生にはピッタリだが、「受験機会を増やす」くらいの動機で推薦入試に合格すれば、すぐ後の自分のキャリア形成に影響することは知っておいてほしい。

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