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【鬼筆のスポ魂】原口がグラウンドで示した早期発見の必要性

 今や日本国民の2人に1人はがんになる…といわれる時代。昔に比べて免疫療法など治療方法も進歩し、術後の生存率も良くなった。とはいえ、がんを告知されたときの精神的なショックや抗がん剤治療の苦しみ…などは軽減されたわけではない。家族の動揺も含めた過酷な状況を乗り越え、表舞台に再び戻ってきた原口の姿は病と闘う人々の心の支えになる。

 そして、原口の劇的な復活の経緯の中で絶対に見逃せないポイントがある。「昨年末、人間ドックを受診したところ、がんと診断されまして…」とツイッターで公表したが、どうして人間ドックを受診したのか…といえば、シーズンオフに受けた球団の健康診断で「大腸がんの疑いがある」と診断されたからだ。早期発見早期治療があればこそ術後5カ月で1軍に戻ってこられた。

 「運良く早期発見できたからね。まだがん細胞も小さいから取り除くのも割合、簡単だろう。グラウンドに戻ってくるのも意外に早いはず」と球団幹部は話していた。野球選手は鍛えているから頑丈というのは一般の社会人に比べて…だ。それでも生身の人間。けがもすれば病気にもなる。やはり定期的な健康診断の必要性を改めて痛感する。プロ野球界はシーズンオフだけではなく、最低でも年2回は健康診断を選手たちに受けさせるべきではないか。同じことはわれわれ、一般の社会人にもいえる。早期発見の必要性を原口はグラウンドで示しているのだ。(特別記者 植村徹也)

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