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【鬼筆のスポ魂】原口がグラウンドで示した早期発見の必要性

9日の日本ハム戦で、サヨナラ打を放つ阪神・原口=甲子園球場(宮沢宗士郎撮影)
9日の日本ハム戦で、サヨナラ打を放つ阪神・原口=甲子園球場(宮沢宗士郎撮影)

 今年の1月下旬、自らのツイッターで大腸がんを患っていることを公表、手術を受けた阪神・原口文仁捕手(27)が4日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)で234日ぶりに1軍復帰するや、大活躍を続けて阪神ファンのみならず全国の病と闘う人々に勇気と感動を与えている。

 「昨年末、人間ドックを受診したところ、がんと診断されました。プロ野球選手という立場でこの病気になったことを自分の使命だとも思います。同じがん患者の方々にとって少しでも夢や希望となるよう精いっぱい、治療に励みたいと思っています。僕には、大切な家族や応援してくださるファンの方々、ともに闘う仲間がいます。常に前だけを向いて進んでいきます」と公表したのが1月24日。手術を受けて退院したのは2月上旬。他の選手が春季キャンプで練習に励んでいる頃だ。

 そこから懸命なリハビリ治療とできる範囲の練習から始めて5月8日のウエスタン・リーグ中日戦(鳴尾浜)の八回裏に代打で実戦復帰を果たした。2軍戦で結果を残して回復をアピール。がん告白から131日目となる6月4日のロッテ戦に1軍登録されるや、九回に代打で登場し、左翼フェンス直撃のタイムリー二塁打。9日の日本ハム戦(甲子園球場)では3-3の九回裏2死二、三塁の場面で代打で起用され中前に劇的なサヨナラタイムリーを放った。

 試合後のインタビューで同じ病を持つ人に勇気をもたらしたか?と聞かれた原口は「僕がそういう力になるとすれば、生きて野球をやれる意味があるので、さらに頑張っていきたい」と答え、その後のインタビューで矢野監督は「めちゃめちゃ感動しました…。ちょっとごめん」と涙をこらえきれなかった。

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