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京都市内の剣鉾が一堂に会し実演 二条城で

剣先を天に向けて二条城の唐門前を練り歩く剣鉾=京都市中京区
剣先を天に向けて二条城の唐門前を練り歩く剣鉾=京都市中京区

 京都市内の神社の祭礼行事に登場するさまざまな剣鉾15基が一堂に会し、それぞれの剣鉾差しを披露する実演が、世界遺産・二条城(京都市中京区)で行われた。今年は祇園祭創始1150年の節目となり、神泉苑(同区)に66本の矛を立てて疫病退散を祈願したという祇園祭の起源にちなみ、京都市が企画した。

 剣鉾は、長さ6~7メートルの棹の先に金色の真鍮製の剣が付いていて、剣と棹の間に龍や牡丹などをあしらい、鈴や織物の吹き流しで装飾された祭具。この剣鉾を垂直に立てて練り歩くことで、疫神を引きつけ魔を払う行事を「剣鉾差し」という。現在京都市には、5つの「剣鉾差し」の京都市登録無形民俗文化財があり、剣鉾が登場する祭礼行事は、約50カ所で行われているという。

 実演では、3本の支柱が付いた鞍馬火祭の剣鉾をはじめ、龍をあしらった一乗寺八大神社の剣鉾など11の祭りの15基が、それぞれ独特の差し方で唐門前を練り歩くと入城者から拍手と歓声が起こった。粟田神社剣鉾奉賛会の内田好昭さん(57)=東山区=は「さまざまな差し方がありとても参考になった。こういうものがあると広く知ってほしい」と話していた。

 また、実演に先立って山路興造・元京都市歴史資料館館長(80)による「京都の鉾のまつり」と題した講演が行われ、山路氏は、剣鉾も祇園祭の鉾も疫神を集めて流す役目は同じと話した。(田中幸美)

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