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【伯仲 東京五輪代表争い】レスリング(下)五輪女王再起なるか、三つどもえの激戦 女子50キロ級登坂と入江、須崎

 だが「身体は前に出たいけど、足が痛くて無意識に止めてしまう。もうずっと良くならない」。武器が決まらないことで焦りばかりが募り、結果的に持ち前の思いきりの良さが発揮できない試合が続いた。

   ■ ■ ■ 

 入江は、同世代の登坂が放つ光の陰に長く甘んじてきた。ジュニアの頃から対戦を繰り返してきた登坂を10代までは圧倒していたが、12年の全日本選手権決勝で初めて敗北。それから登坂は全日本4連覇を飾り、リオ五輪で時の人となった。

 だが、その後は不振に苦しむライバルを尻目に着実に力をつけてきた。昨年12月の全日本で3度目の優勝を果たして世界選手権代表に王手をかけ、スピードに磨きをかけて全日本選抜に臨む。

 日本オリンピック委員会(JOC)エリートアカデミー育ちの新世代、須崎は圧倒的な戦績を誇る。中学入学後から高校1年で出場した2015年12月の全日本選手権決勝で入江に敗れるまで、83連勝。その後も2度の世界女王を含め、出場した大会で優勝を逃したのは15年と17年の全日本だけだ。昨年末の全日本は左肘の故障で欠場したが、18年の世界選手権と同様、プレーオフで代表の座を勝ち取る構えだ。

 登坂もタックルの入り方の幅を広げるべく、両足に均等に体重を乗せる新たな構えを作り、五輪連覇へのラストチャンスに挑む。「これで負けたら終わりだからと窮屈になることはないし、必要以上に攻める必要もない。ただ、後悔が残る試合だけはしたくない」。注目の女子50キロ級決勝は16日午後、行われる。 (岡野祐己)=終わり

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