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「6月病」新入社員は要注意 業務本格化、軌道乗れず

 同じ時期に、上司の態度が豹変し、苦しんだ人もいる。新卒で京都市の機械メーカーに就職した女性(26)は当時、5月の連休明けに、上司からパワーハラスメントを受けるようになった。通常業務の前に掃除を命じられ、何をしても嫌みを言われた。

 新人教育でマンツーマンの指導で逃げ場はなかった。神奈川県出身で身近に友人がおらず、同期の中でその部署に配属されたのも1人。精神的に不安定になり、人間関係に悩んだまま、1年半後に退職した。

 女性は「業務自体はやりがいがあった。周りの人は慰めてくれたが、誰も上司に直接注意してくれなかった」と打ち明ける。

 ゾフのアンケートでは、過去3年間で入社後3カ月以内に新入社員が辞めた企業は51・3%に達した。

 ◆企業側も配慮を

 廣教授によると、新卒社員と企業側の双方に心がけた方が良いことがある。

 新卒社員でジムに通ったり、習い事を始めたり、急激に自分を変えようとする人がいるが、それがストレスになるケースもある。廣教授は「社会人になるだけでも大きな環境の変化で、知らないうちに緊張が高まっている。破綻すれば、不調を招く」と強調する。

 企業側は研修段階で具合を悪くする人や、普通の人よりストレスに敏感な人を見極める必要がある。「メンタルヘルスの問題が浸透し、本人から訴え出ることも増えてきた」(廣教授)といい、配属の際に申し送りをすることや、上司に指導方法について注意喚起することも大事だという。

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