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【伯仲 東京五輪代表争い】レスリング(上)2人の五輪女王、誇り懸け激突 女子57キロ級伊調と川井梨 

昨年の全日本選手権で川井梨(手前)を破り優勝した伊調。代表争いを一歩リードした=昨年12月23日、東京・駒沢体育館(納冨康撮影)
昨年の全日本選手権で川井梨(手前)を破り優勝した伊調。代表争いを一歩リードした=昨年12月23日、東京・駒沢体育館(納冨康撮影)
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 世界の舞台で勝ち続けてきた勝負勘は、長いブランクを経ても衰えてはいなかった。

 昨年12月23日、2020年東京五輪代表の選考レース第1弾として東京・駒沢体育館で行われたレスリングの全日本選手権女子57キロ級決勝。2004年アテネから16年リオデジャネイロまで五輪4連覇を成し遂げた伊調馨(ALSOK)は試合終盤、1-2とリードを許していた。相手はリオ五輪63キロ級女王の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)。前日の1次リーグでは同じ1-2のまま、17年ぶりとなる日本選手相手の黒星を喫していた。

 だがこの日は違った。残り10秒、乾坤一擲のタックルを右足に見舞い、バックを取って3-2で逆転。タイムアップとともに珍しく派手なガッツポーズを見せる一方、川井梨は膝をついたまましばらく立ち上がることができなかった。男女を通じ初となる五輪金メダリスト同士の対戦は、両者の間に残酷なまでのコントラストを描いた。

 ■ ■ ■ 

 来年に迫った東京五輪。日本は開催国とはいえ、レスリング代表として出場できるのは各階級1人だけだ。リオ五輪では58キロ級と63キロ級にすみ分け、ともに金メダルを獲得した34歳の伊調と24歳の川井梨。2人の五輪女王が今回は同じ階級で1枚の切符を争うのは、それぞれの夢が交錯するからだ。

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