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【夜間中学はいま】(10)いじめで引きこもり ここからやり直せる

 少人数で学ぶ方式も大野さんに合っていた。「分からなかったことが分かるようになり、勉強が楽しい。ここでは、一つ一つ学んでいくことができます」

 夜間中学に大野さんをいじめる人はいない。いや、むしろ、大野さんと同じようにつらい経験をした人たちばかりだ。「お年寄りも外国人も他の人も、みんながいろんな背景を持っていて、苦労をしてきた仲間。だから、自分の弱さも含めて何でも話せる。のびのびできる。人と会うことすら怖かった私が、一緒に学ぶことを楽しんでいます」

 いじめを引き金に、長期間にわたった引きこもり。前向きになれた今、「いじめや引きこもりで悩んでいる人たちに、いくらでも取り返せる、やり直せると言いたいです」。

 夜間中学は、時代状況を反映しながら学びを必要とする人たちを受け入れてきた。大野さんは言う。「私のように義務教育を十分に受けられなかった人はいっぱいいる。夜間中学の存在をぜひ知ってもらいたい。ここは決して勉強だけをする場所ではありません。私は、夜間中学に来ることができて、本当によかった」

◇    ◇

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