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「星取県」に星がない!?鳥取県の奥の手

鳥取砂丘の星空(鳥取県提供)
鳥取砂丘の星空(鳥取県提供)
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 「全国で最も人口が少なく、街の明かりも少ない」という点を逆手に取り、「星取県(ほしとりけん)」として星空の美しさをアピールしている鳥取県。星空を楽しむツアーを実施するなどして観光客獲得を目指しているが、「星が見えそうにない」と宿泊予約がキャンセルされることも。原因は「天候不順」。致し方ないことだが、「星取県のイメージを損なっては大変」と県は最新技術を取り入れた対策に乗り出した。

星空観察、12回も全国一

 鳥取県は環境省などが実施した全国星空継続観察で星の見えやすさで、12回も全国1位に輝いた実績を持つ。屋外照明や工場が少ないため空気が澄み切り、星が見えやすいのだ。県によると、2016年に欧米のチームが発表した世界各地の夜空に関する研究結果では、「天の川」について「日本人の約7割が見られない」とされたが、鳥取県では19市町村すべてで見えるという。

 そうした星空の美しさを守っていこうと、鳥取県は平成29年に「星取県」を名乗ると宣言。同年12月、サーチライトやレーザー光線の使用を原則禁止する星空保全条例を制定した。ケースによっては違反者に指導し、従わない場合に5万円以下の過料を科すという厳しいものだ。

 観光振興では、県は民間事業者と連携し、鳥取砂丘や大山(だいせん)といった従来の観光資源に、星空を組み合わせた体験プランを用意。タレントの篠原ともえさんを「星取県スター大使」に任命し、星取県をPRするイベントも開いた。

 PR効果もあって、国内最大級の103センチ反射望遠鏡やプラネタリウムを備えた鳥取市の天文台「さじアストロパーク」の30年度の入館者数は、前年度比で約20%増。望遠鏡が付いた同パークの宿泊施設の利用も22%アップした。県が招いた香港の写真家の星空の写真がSNS上で話題となり、香港からの来県も増えた。

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