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殺人か事故か「紀州のドン・ファン」急死1年 捜査の現状

野崎幸助さん
野崎幸助さん
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 欧州の伝説の放蕩(ほうとう)児になぞらえ「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の酒類販売会社元社長、野崎幸助さん=当時(77)=の急死から24日で1年。資産家の不可解な死は連日ワイドショーを騒がせたが、真相解明への糸口は、いまだ見つからないままだ。

 「今なお殺人か事故か、自殺なのか、はっきりと判断を下せない」。和歌山県警の捜査幹部は捜査の現状についてこう説明する。

 野崎さんは昨年5月24日夜、自宅2階の寝室のソファで意識を失っているのを妻が見つけ、死亡が確認された。行政解剖で、血液や胃、肝臓などから覚醒剤成分を検出、死因は急性覚醒剤中毒と判明した。

 県警は、野崎さんの自宅や経営していた同市の会社、東京にある家族らの関係先などを捜索。野崎さん急死の18日前に死んだ愛犬の死骸からも覚醒剤成分の有無を調べたが、検出されなかった。

 また、急死の直前に野崎さんがビールを飲んでいたとの家族の証言を受け、県警は自宅や会社から約2千本のビールの空き瓶を押収。覚醒剤がビールに混入していなかったか鑑定を進めているが、その作業は今も終わっていない。捜査幹部は「当初は(鑑定結果が出るまで)1年程度という見込みだったが、予定は大きく遅れている。今はただ待つしかない」と話す。

 なぜ、捜査が難航するのか。ある捜査関係者は「快楽を得るために使われるはずの覚醒剤が直接の死因であることが、事案をより複雑にしている」と説明する。

 今後は覚醒剤の入手ルートなどが捜査の焦点となってくるが、別の捜査関係者は「入手ルートが判明しても、覚醒剤を飲まされたのか、自ら飲んだか、偶然飲み過ぎたのかをはっきりさせる必要がある」と指摘。「真相解明は難しいと言わざるを得ない」と明かす。

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