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本人が控訴取り下げ死刑確定、過去にも

 過去には山田浩二被告と同様に、死刑判決を受けた被告が自ら控訴を取り下げ、刑を確定させた例がある。「死刑になりたい」「命乞いをしていると思われる」。その理由はさまざまだ。

 平成16年11月、奈良市の小学1年の女児=当時(7)=が下校途中で行方不明になり、翌日に遺体で発見された事件で、殺人罪などに問われた元新聞販売店員、小林薫元死刑囚=執行当時(44)。公判などでは死刑を望むような供述を繰り返し、奈良地裁は18年9月、死刑判決を言い渡した。判決文が読み上げられている際、元死刑囚は右手の拳を小さく数回振り、ガッツポーズのようなしぐさを見せていた。

 弁護側が控訴したものの本人が取り下げ、死刑が確定。一方、20年12月に本人が再審請求をしたが、最高裁は21年12月、特別抗告を棄却する決定をした。25年2月21日、刑が執行された。

 同じ日、東京拘置所で別の死刑囚の刑も執行された。金川真大(まさひろ)元死刑囚=同(29)。茨城県土浦市の無差別殺傷事件(20年3月)で殺人罪などに問われ、水戸地裁は21年12月、死刑を言い渡した。弁護側の控訴を本人が取り下げたのは、偶然にも小林元死刑囚のケースと同じだった。

 1審判決前に水戸拘置支所で取材に応じた金川元死刑囚。「死刑になりたい。生きるのがいやになった」。死刑への強い願望を明らかにしていた。

 大阪教育大付属池田小での児童殺傷事件(13年6月)で、15年に死刑判決を言い渡された宅間守元死刑囚=同(40)=も、判決後に自ら控訴を取り下げ、刑が確定。16年9月に執行された。控訴取り下げに関し、元死刑囚は弁護団に「命乞いをしているような印象を取られたくない」などと話していたという。

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