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「世界遺産に負けない」横断幕で日本遺産の認定祝う

日本遺産認定を決め、市のシンボルキャラクター「モックル」(中央)と広報用の写真撮影を行う職員たち=大阪府、河内長野市役所
日本遺産認定を決め、市のシンボルキャラクター「モックル」(中央)と広報用の写真撮影を行う職員たち=大阪府、河内長野市役所

 大阪府河内長野市役所では20日、日本遺産の認定を祝う横断幕が掲げられたほか、将来のまちづくりに向け「第一歩が踏み出せる」といった声が関係者から上がるなど、市民らは喜びに沸いた。

 認定の一報を受けた市職員らは正午ごろ、庁舎1階エントランスに縦約85センチ、横約6メートルの横断幕を掲示。「中世に出逢(あ)えるまち」という認定されたストーリーのタイトルとともに、市のシンボルキャラクター「モックル」や職員約20人が広報用の写真撮影を行った。

 河内長野市が日本遺産に認定されるまでの道のりは平坦(へいたん)ではなかった。市は当初、正成と嫡男の正行(まさつら)に着目。関係自治体と協力し平成29年に正成らを主題にして申請したが、落選した経緯がある。

 それだけに喜びもひとしおで、担当者は「長年の念願がかない、感無量。河内長野市の魅力である自然と文化財を生かしたまちづくりに向け、第一歩が踏み出せたと思う」と話した。

 市役所を訪れた主婦の松尾弘美さん(67)は「河内長野は寂れつつあるような気がしていたが、今回の認定で、若い人が増えるきっかけになれば」と期待を寄せた。

 約300年の歴史を誇る老舗蔵元「西條合資会社」の蔵主、西條陽三さん(55)は「古き良きものを伝えながら、まちに人を呼ぶための力になりたい」と力を込め、堺市など3市にまたがる百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群の世界文化遺産認定がほぼ確実になった点に触れ、「世界遺産に負けないよう、まちの魅力を発信していかなければ」と抱負を語った。

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