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81歳女性の入れ歯誤飲見落とす 奈良県総合医療センター

 奈良市の奈良県総合医療センターで3月、発熱の症状を訴えて受診した女性患者(81)が入れ歯を誤飲していたのを男性当直医が見落とし、そのまま帰宅させていたことが17日、同センターへの取材で分かった。受診翌日に女性の家族の指摘で胸部エックス線画像を再確認し、誤飲が判明。内視鏡手術で取り除いた。女性は数日間入院したが、現在は快方に向かっているという。

 県総合医療センターによると、女性は3月26日午後8時ごろ、発熱の症状があり家族と同センターを受診した。当直医は胸部エックス線検査などを行った上で、発熱の治療として点滴の処置を実施。女性はその日のうちに入所している奈良市内の老人ホームに帰された。

 だが、老人ホームの職員が女性の入れ歯がなくなっていることに気づき、翌27日に家族が同センターに連絡。同日午後7時45分ごろに同センターに救急搬送され、手術で胃から入れ歯を取り出した。26日に撮影されたエックス線画像には食道部分に入れ歯らしき影が写っていたが、当直医が見落としたという。

 同センターの村田庄司・特命院長補佐は「患者と家族に大変な苦労と心配をかけてしまった。再発防止に努める」としている。同センターは近く女性と家族に面会して改めて謝罪し、詳しい経緯や再発防止策の説明をする。

 女性の家族は「高度医療拠点にあってはならない初歩的なミス。損害賠償請求も検討する」と話した。

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