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【鬼筆のスポ魂】萩野、不屈の闘志を再び

水泳の世界選手権、男子200メートル個人メドレー決勝を終えた2位の萩野公介(左)と5位の瀬戸大也=2017年7月、ハンガリー・ブダペスト(恵守乾撮影)
水泳の世界選手権、男子200メートル個人メドレー決勝を終えた2位の萩野公介(左)と5位の瀬戸大也=2017年7月、ハンガリー・ブダペスト(恵守乾撮影)

 気掛かりな言葉を聞いた。日本水泳連盟の関係者と久々に顔を合わせて雑談しているときだった。

 「大也(だいや)君は頑張ってますよ。結婚して子供も生まれ、『2人のために頑張るんです』と張り切ってました。それはそれでいいんですが、一方の萩野君は心配ですねぇ…。体のどこが悪いわけでもない。残された時間の中で心の中のスイッチが入るのか入らないのか…。もし入らないのなら日本にとっての損失は計り知れない」

 大也とは2016年リオデジャネイロ五輪の男子400メートル個人メドレーの銅メダリストである瀬戸大也(24)であり、もう一人は同五輪の400メートル個人メドレー金、200メートル個人メドレー銀、800メートルリレー銅メダリストの萩野公介(24)だ。

 20年東京五輪の水泳競技の代表は今夏から決まっていく。競泳は、韓国・光州(7月12日~20日)で行われる世界選手権の個人種目で金メダルを獲得すると、来年4月の五輪代表選考会となる日本選手権の当該種目に出場するという条件付きで五輪代表に内定する。世界選手権で金メダルを獲得すれば、ほぼ五輪当確というわけだ。アーティスティックスイミングは同選手権の結果を踏まえた上で、井村雅代ヘッドコーチらの選考によって代表8人(そのうち2人はデュエットにも出場する)が決まる。

 こうした状況の下、東京五輪のメインプールに向けて、2人のスイマーが対照的な軌道を描いている。12年ロンドン五輪で銅メダル、そしてリオ五輪で3つのメダルを獲得、東京ではメダルラッシュを牽引(けんいん)すると思われた萩野は2月のコナミオープンでの400メートル個人メドレー予選で自己ベスト(日本記録)よりも17秒も遅い泳ぎとなり、決勝を棄権。4月の日本選手権も欠場し、五輪出場への重要な大会となる7月の世界選手権も事実上断念することになった。

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