PR

産経WEST 産経WEST

海道東征コンサート大阪公演 11月8日開催

その他の写真を見る(3/4枚)

 〈大和はも聽(きき)美(うるは)し その雲(くも)居(ゐ)思(おもひ)遥(はる)けし 美しの大和や 美しの大和や〉

 「自分の大切な故郷の山々が見えるように歌います。カンタータですから音楽の固まりに参加しているような心持ちも大好きです。歌声が共鳴し合う音楽の中にいる、作品の中にいるっていう気持ちになります。自分が全体に溶け込んでいるような心地です」

海への愛着

 山田耕筰と並ぶ日本洋楽の父と言われる信時(のぶとき)潔の曲にも、大和言葉のような日本らしさを感じるという。

 「曲の始まりはフルートなのに、日本の音楽のように聞こえる構成。わらべ歌のような曲調も、賛美歌のような曲調も取り入れられていますが、私は全体的に海への愛着を感じます。時には荒々しく雄々しい海を表現しても、清らかに流れる水と共に生きる民、それが日本人の心だと訴えているように感じます」

 幸田さんは「海道東征」を歌うようになって、神話の里・高千穂を旅し、白秋の郷里の柳川も訪れた。旅程はできるだけ瀬戸内の船旅を選び、柳川では川下りも経験した。その経験から感じたことは、水を愛する白秋の心だという。

 「海道東征でも、荒れている海は詩になっていますが、やがて穏やかになる。曲も含めて『言(こと)向(む)け和(やわ)せ』という慈愛の心に満ちた作品だと思います」

 言向け和せとは、言葉に振り向くという意味で、主に説得で国造りした古代天皇たちの歴史を示唆している。126代目の天皇が誕生した今年、「海道東征」で日本の本来の姿を見つめてみたい。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ