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認知症の人、図書館へどうぞ 患者に優しい図書館広がる

 大阪市立中央図書館では、高齢者に好まれそうな本100冊のセットを約50種類用意し、市内26カ所の高齢者施設を巡回させている。施設には同館で養成した図書ボランティアを派遣し、図書の貸し出しや、高齢者向けのレクリエーションを行っている。

 4月下旬には、大阪市天王寺区の介護老人保健施設「れいんぼう夕陽丘」をボランティアの女性3人が訪問。入所者の要望にあわせて写真集や大活字本などを勧め、紙芝居を上演した。入所者の女性は「これ、借りていいの?」とうれしそうに本の表紙をなでた。

■自分で学び選べる場

 関西でこうした取り組みの中心となっているのが「多世代・地域交流の図書館プロジェクト」だ。平成28年に「関西・認知症にやさしい図書館プロジェクト」として発足し、3~4カ月に1回のペースでフォーラムを開催。図書館員や研究者、福祉関係者らで情報交換を続けてきた。

 プロジェクトを進める大阪大学大学院医学系研究科の山川みやえ准教授(老年看護学)は「認知症の人はサポートを受けるばかりではなく、自分で学び、選びたいと考えている。地域で高齢者が集まる場所は、薬局やスーパーなど他にもあるが、図書館は、自分で自立して学習できるという特別な場所」と説明する。

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