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世界遺産勧告で地元歓喜 「古墳こんにゃく」振る舞う

大仙公園前では登録勧告を祝福して、古墳こんにゃくが無料で配られた=14日午前、堺市堺区(沢野貴信撮影)
大仙公園前では登録勧告を祝福して、古墳こんにゃくが無料で配られた=14日午前、堺市堺区(沢野貴信撮影)
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 百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群を世界文化遺産に登録するようイコモスが勧告したことを受け、地元の大阪府堺市や羽曳野市、藤井寺市の関係者らの間に、歴史的価値の再評価や観光振興につながると、期待の声が広がった。

 堺市世界文化遺産推進室の勝真雅之室長はコメントで、「(ユネスコの諮問機関である)イコモスから、推薦したすべての資産が世界遺産にふさわしいとの評価を受け、大変うれしく思います」と“満額回答”を歓迎した。

 さらに、「ご尽力いただいた関係者の方々、また、『百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録を応援する堺市民の会』をはじめ、多くの市民のみなさまにご支援、ご協力をいただいたことを心から感謝します」と市民らの支えが大きかったことを強調。

 その上で、「7月に開催される世界遺産委員会で、勧告通り、すべての資産が登録されるよう、引き続き地元4者が一丸となり、国とともに全力で取り組んでまいります」と、「本番」に向けて気を引き締めた。

 平成18年から仁徳天皇陵(大山古墳)周辺の清掃活動を続けている市民団体「仁徳陵をまもり隊」の草野利夫事務局長は「時間がかかったが、やっと念願がかなった」と感無量な様子。「(古墳群には)世界遺産になって当然なくらいの価値があると思っていた。これからも清掃は継続していく」と話した。

 応神天皇を祭り、1400年以上の歴史を持つ日本最古の八幡宮とされる羽曳野市の誉田(こんだ)八幡宮。応神天皇陵を守ってきた八幡宮でもあり、中盛秀(もりひで)宮司は「非常にうれしいことです。百舌鳥・古市古墳群が世界文化遺産となることで、古墳群を訪れる方、(誉田)八幡宮をお参りする方が増えることを願います」と期待を寄せた。

 堺市堺区の仁徳天皇陵近くでは、土産物店「もず庵」が、前方後円墳をかたどった「古墳こんにゃく」を、訪れた人たちに無料で振る舞った。

 古墳こんにゃくは、店長の立花孔一さん(46)が平成28年ごろ、登録へ向けた機運を盛り上げようと商品化。当初はイベントのみで販売していたが、好評だったため、店でも販売するようになった。

 この日用意した約130個に、みそなどをつけて来訪者たちに配った立花さん。「ひとまず勧告が出てほっとしています。古墳と言えばどこか堅苦しいイメージがあるが、柔らかいこんにゃくを食べてもらうことで古墳に親しむきっかけになれば」と話した。

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