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五輪選考で男女差別? 自転車女子選手と競技連盟、確執の6年

2018年の全日本個人タイムトライアルロードレース選手を制した與那嶺恵理(中央) =2018年6月17日、石川県志賀町(撮影:Cyclist編集部 松尾修作)
2018年の全日本個人タイムトライアルロードレース選手を制した與那嶺恵理(中央) =2018年6月17日、石川県志賀町(撮影:Cyclist編集部 松尾修作)
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 自転車女子ロードレースの全日本選手権を3連覇中で、リオデジャネイロ五輪にも出場した與那嶺(よなみね)恵理(28)が、東京五輪の代表選考基準に男女で差があるのは不当だとして、日本自転車競技連盟(JCF、橋下聖子会長)に見直しを求め、日本スポーツ仲裁機構に仲裁を申し立てた。実は、與那嶺とJCFの対立は今回が初めてではなく、6年前から何度も繰り返され、現在は裁判でも争っている。女子トップ選手と競技団体との軋轢は昨年来、レスリング、体操などでも露呈したが、自転車界で何が起こっているのか?

オリンピック憲章に違反

 今回、與那嶺が仲裁を申し立てたのは、JCFが昨年9月に発表した五輪代表選考基準が男女間であまりにも異なることが発端だ。

 男子は世界トップレベルの「ワールドツアー」で60位以内に入るなど国際レースで獲得できるポイントが主な選考基準になる。ところが女子は、同様にワールドツアー40位以内などで獲得できるポイントは一切考慮されず、国内外のレースごとに3位以内、15位以内などと定められた上位に食い込まないと評価されない仕組みになっている。

 また、男子の選考対象レースは今年1月から来年5月末まで17カ月間に約800レースあるが、女子は今年4月下旬から来年5月末の13カ月余りで約100レースと大きな開きがある。

 この結果、ワールドツアーを中心に出場している2人の男子選手が五輪代表に近づく形となった一方、女子でただ一人ワールドツアーを転戦する與那嶺はメリットを削がれた格好だ。

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