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ニンテンドー・ワールド、巨大展示場…アジアのIRで日本の脅威に

 フィリピンでは今年4月、香港系のメルコリゾーツ&エンターテインメントが、首都マニラで運営するIRの拡張を模索していると報道された。

 シンガポールの2施設の拡張計画について、アジアのIR事情に詳しいマカオ工科大学のワン・チャンビン・ゲーミング研究センター長は「観光誘致を強化したいシンガポール政府が、カジノ免許更新と引き換えに施設拡張を促したのだろう」との見方を示す。現地報道によればゲンティン、サンズ両社の免許は2017年に失効していたが、拡張計画発表に併せて30年末まで延長が認められた。

■日本IRに影響も

 マカオでも20年以降、IR各社のカジノ免許が相次いで失効する。ギャラクシーのMICE施設拡張は「免許更新への意志を政府に示す狙いがある」(チャンビン氏)とみられる。

 アジアのIRの拡大は、IR開設を目指す日本にとって、将来の事業の成否に影響する可能性もある。

 大阪府・市は、2025年大阪・関西万博の前年のIR開業を目指し、誘致に向けた事業者選定を今秋に始め、来春に正式決定する方針だ。しかし開業までに他国のIRが事業基盤を広げれば、顧客争奪戦で後れをとりかねない。

 IR誘致に取り組む日本の各都市は、より魅力的で集客力の高い計画を練る必要に迫られている。

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