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認知されにくい読み書き障害 UDフォントを使うと 

正答率66%→81%に上昇

 奈良県教委では今年度、県立学校教員に貸与しているパソコン約2700台をアップデート。43種類ものUDフォントが使えるようになった。今後はテスト問題や授業の資料、保護者に配布するプリントなどが新たな書体で作成される。

 奈良県立教育研究所研究開発部の小崎誠二ICT教育係長は「正確で分かりやすい資料を作成すれば、結果的には学力向上にもつながるのではないか」と期待する。

 生駒市教委は今年2月、小学生116人を対象にUDフォントを使った実験を実施。文章を読んで正誤を判断する問題を、UDフォントと一般的な教科書体で36問ずつ解いてもらったところ、教科書体で66%だった正答率は、UDフォントでは81%に跳ね上がった。

 「読みやすかった」「わかりやすかった」と生徒にも好評だったといい、市教委の担当者は「フォントを変えるだけで効果が得られるとは驚いた。学習障害がある子供だけでなく、すべての子供たちが集中して取り組み、学習意欲が向上するきっかけになれば」と期待を寄せる。

 生駒市では、UDフォントを導入するかどうかは各学校の裁量に委ねられているが、市立生駒小学校の松本和也教頭は「学習をする以前に、『読めない』という壁を書体によって改善できるのであれば、価値があると思った」と導入を決めた理由を明かす。今後は保護者向けのプリントからUDフォントを使い始め、ゆくゆくは学習教材にも取り入れていく方針だ。

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