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農産物販路拡大で支援、鳥取の起業家

 農場の関係者に事業の説明をする山本健さん(左)=3月、鳥取県八頭町
 農場の関係者に事業の説明をする山本健さん(左)=3月、鳥取県八頭町
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 鳥取県にUターンして起業した男性が、地元の農家が生産したコメや野菜を都市部の飲食店や小売店などに売り込んで、販路拡大を支援する取り組みを続けている。農協などを介さず、顧客と直接取引をつなぐことで生産者の手取りを増やすことも目指しており、農家支援の新たな取り組みとして注目される。

 鳥取県岩美町の山本健さん(30)が「FARM LINE(ファームライン)」を立ち上げたのは約2年前。それまで大阪市で運送会社に勤めていたが、父親が病気になり、妻と娘と息子の4人で帰郷した。大阪勤務で広げた人脈も生かして故郷に恩返しができないかと考え、思い浮かんだのが、農家に代わってコメや野菜の販路を開拓してくるビジネスだった。

 地元の農家にコメや野菜をセールスポイントや生産のこだわりとともに登録してもらい、京阪神を中心とした消費地の飲食店や小売店のバイヤーなどに紹介。店側はメニューや品ぞろえなどの希望に合わせ購入でき、気に入れば継続的な取引もできる。山本さんは販売価格の一部を手数料として得る仕組みだ。

 ブロッコリーやサツマイモの販売でファームラインを利用する同県大山町の国吉美貴さん(29)は「無農薬栽培のため価格が高めだが、こだわりを理解して売ってくれてありがたい」。山本さんは「農家には生産に集中してもらい、自分はその努力に見合う販路を見つけてくる」と強調。「中国、四国の生産者にも参加してもらいたい」と意気込んでいる。

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