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走っているときの顔を見れば、伸びる選手が分かる…名伯楽・小出義雄氏の教えを胸に

ベルリンマラソンで、優勝した高橋尚子さん(右)とともに声援に応える小出義雄監督=2002年9月29日、ベルリン(財満朝則撮影)
ベルリンマラソンで、優勝した高橋尚子さん(右)とともに声援に応える小出義雄監督=2002年9月29日、ベルリン(財満朝則撮影)

 2000(平成12)年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(46)らを育成し、名伯楽として知られた小出義雄氏が24日、亡くなった。

 陸上の現場で最後に小出氏を取材することができたのは、2017年11月の全日本実業団対抗女子駅伝(宮城県)だった。

 そのレースでは、佐倉アスリート倶楽部代表として指導していたユニバーサルエンターテインメントが優勝した。レース後の優勝チームの記者会見でのこと。当初は小出氏の出席予定はなく、「おじいちゃんはもういいだろう」と笑っていたが、報道陣に請われる形で会見場に姿をみせた。

 だが、ひとたび口を開けば、選手一人ひとりの性格からレースプランまで話は止まらず、20分近い会見は小出氏の独壇場となった。「実は駅伝のメンバーはじゃんけんで決めたんだよ」と真意をつかみかねる発言も多かったが、選手側に取材すれば、チーム内で何度もタイムトライアルを重ねて決めたという。指導が本当に好きな名伯楽だった。

 シドニー五輪金メダルの高橋尚子さんとのエピソードで知られるように、小出氏は“ほめ上手”として有名だったが、メモ帳には練習内容や選手の日々の体調、レースの結果などぎっしりと文字が書き込まれていた。その観察眼こそが指導の裏付けになっていた。

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