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10歳の仲邑菫初段、16歳の大森らん初段に敗北 同期対決、ほろ苦いデビュー戦

対局後の記者会見で首を傾げる仲邑菫初段(左)と大森らん初段=22日午後5時40分、大阪市北区の日本棋院関西総本部(鳥越瑞絵撮影)
対局後の記者会見で首を傾げる仲邑菫初段(左)と大森らん初段=22日午後5時40分、大阪市北区の日本棋院関西総本部(鳥越瑞絵撮影)
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 1日付で囲碁の史上最年少プロとなった仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)は22日、大阪市北区の日本棋院関西総本部で行われた竜星戦予選で、プロ入り同期の大森らん初段(16)に敗れ、公式戦のデビュー戦は黒星となった。

 10歳1カ月での公式戦の対局は、藤沢里菜女流名人(20)の持つ11歳8カ月を更新する史上最年少記録となった。

 両対局者にとって、この日がデビュー戦。名前から、「スミレとランの同期対決」として注目度が高く、約40社100人の報道関係者が集まった。

 対局は午後2時半に始まり、黒番は仲邑初段。持ち時間は各1時間の早碁で、中盤までは互角に進んだ。

 積極的に打った仲邑初段だったが、生じた隙を大森初段に反撃されて劣勢に。観戦していた関西総本部所属の大橋成哉七段(28)は「絶妙のタイミングだった」。そのまま大森初段が174手までで白番中押し勝ちした。

 仲邑初段は大阪府出身で、師匠は、父で関西総本部所属の信也九段(46)。3歳から囲碁を始め、日本棋院が新設した「英才特別採用推薦棋士」としてプロ入りし、注目を集めている。大森初段は広島県出身で山本賢太郎五段門下。

 終局後、2人は記者会見に臨んだ。勝った大森初段は「とても緊張していた。注目される対局なので、弱音をはかずに臨むと決めていた。勝ててよかった」とほっとした表情。

 一方の仲邑初段はやや落ち込んだ様子で「緊張してうまく打てなかった。悔しい」と小さな声で話した。

 互いの印象を尋ねられると、大森初段は「とてもかわいくて…。(東京で3月に行われた)入段式でも話しかけてくれた。とても好きです」とほのぼのとした答えで報道陣を沸かせた。

 仲邑初段は緊張していたのか、「強かった」の一言。しかし、今後の目標については、大森初段が「楽しく過ごしたい」と話すと、仲邑初段は「タイトルを取り、世界で戦う棋士になりたい」としっかりと答えた。

 

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