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「令和」祝う 神戸だんじり45台が集結

神戸市東灘区の区制60周年を祝うだんじりの巡行=平成22年10月、同区(実行委員会提供)
神戸市東灘区の区制60周年を祝うだんじりの巡行=平成22年10月、同区(実行委員会提供)
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 新元号「令和(れいわ)」が始まる5月1日、神戸を中心に阪神間のだんじりが一堂に会し、新時代の幕開けを祝う行事が神戸市東灘区で行われる。同区は大阪府岸和田市などと並び「だんじりの街」として知られ、昭和から平成への代替わりでも行事で祝ったが、今回は平成を上回るだんじり45台、曳(ひ)き手約4千人が集う。関係者らは「だんじり巡行に令和が素晴らしい時代になるようにとの願いを込める」と意気込んでいる。(林信登)

 神戸にだんじり文化が根付いたのは江戸時代中期とされる。坂道が多い神戸の土地柄に合わせて通常は土台の内側に付ける車輪を外側に付けて倒れにくくするなど、神戸独自のだんじりは「神戸型」と呼ばれ、岸和田などのだんじりとは区別される。

 毎年5月に東灘区で行われる「だんじり祭り」も300年以上の歴史を誇り、高さ約4メートル、重さ約4トンのだんじりが街中を巡る様子は風物詩として親しまれ、神戸大空襲や阪神大震災を経た今も受け継がれる。祭り以外でも、区制60周年など記念行事があれば、その都度だんじりが集まっており、昭和から平成への代替わりの際には、だんじり約30台が列になって巡行した。

 今回の改元でも、だんじり行事で新時代を祝おうと、本住吉(もとすみよし)神社(同区)の氏子らが呼びかけ、昨年5月に実行委員会を設立。だんじり文化を共有する阪神間から同区のほか、神戸市灘区▽兵庫県芦屋市▽同県西宮市▽同県宝塚市のだんじりが参加することが決まった。

 当日は各地から、だんじり計45台、総勢4千人の曳き手がJR摂津本山(もとやま)駅付近に集合。国歌を斉唱した後、皇居の方角を向いてだんじりを持ち上げる「答礼」を行い、新天皇のご即位に敬意を示す。その後は東灘区内をだんじりが力強いかけ声に合わせて巡行する。

 実行委は当日の流れや役割分担などについて話し合いを重ねており、行事に向けた準備を急いでいる。実行委の竹田統(おさむ)会長(65)は「だんじりが持つ長い伝統や文化を新時代に継承する意味でも歴史的な1日になる。各地区の誇りが詰まっただんじりの勇壮な練りを見てほしい」と力を込める。

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