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手話で裁判官に訴え「強制不妊手術に怒り」

 旧優生保護法(昭和23年~平成8年)下で知らない間に不妊手術を強いられたのは憲法違反だとして、聴覚障害のある大阪府の70代の夫婦が国に計2200万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が17日、大阪地裁(大須賀寛之裁判長)であり、原告側は「法のせいで苦しんでいる人がたくさんいる。国は謝ってほしい」と訴えた。

 国側は提訴時点で損害賠償請求権が消滅する「除斥(じょせき)期間」の20年が過ぎていたとして、請求棄却を求めた。

 訴状などによると、夫婦は両耳が全く聞こえず聴力障害2級と認定されている。昭和45年に結婚。妻は妊娠9カ月目の49年5月、胎児に異常があると言われて帝王切開を受けたが、胎児は死亡した。この後夫婦には子供ができなくなり、知らない間に不妊手術を受けさせられたとしている。

 夫婦はそれぞれ手話で意見陳述し、手話通訳者が口述した。妻は、「知らない間に不妊手術をされたかもしれないと思い、やり場のない怒りを感じた」。子供のいる友人がうらやましかったといい、「子供を持てなかったことが悔しくてたまらない。国に強い怒りを感じている」と訴えた。

 夫は「帝王切開を受けた後、妻と『子供がほしい』と話していたが、妊娠しなかった」と振り返った。

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