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【フェルメール事典】第3部(4) 同年代に活躍のメツー 対の傑作生む

ハブリエル・メツー《手紙を読む女》1664-1666年頃 アイルランド・ナショナル・ギャラリー Presented, Sir Alfred and Lady Beit, 1987 (Beit Collection) Photo ? National Gallery of Ireland, Dublin NGI.4537
ハブリエル・メツー《手紙を読む女》1664-1666年頃 アイルランド・ナショナル・ギャラリー Presented, Sir Alfred and Lady Beit, 1987 (Beit Collection) Photo ? National Gallery of Ireland, Dublin NGI.4537
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 裕福になった市民が美術市場を支え、空前の絵画ブームに沸いた17世紀のオランダでは、フェルメールのほか、大勢の風俗画家が活躍した。

 柔らかい筆致と洗練された色彩の室内画で人気を博したのは、フェルメールより3歳年上のハブリエル・メツー。「手紙を書く男」と「手紙を読む女」は、専門家が口をそろえて傑作とたたえる作品だ。この2つは対の作品で、男性の書いた手紙がメイドを通じて女性に手渡されたことを示す。メイドが手にしている紙片には、「メツー氏、アムステルダムへ、郵送」の文字。作中に署名を忍ばせるところに、ユーモアがうかがえる。

 今でこそフェルメール人気の陰に存在が隠れてしまったが、かつてはメツーの絵の方が高額で取引されていたという。フェルメールより短命で、38歳の若さで亡くなった。

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