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夜間中学はいま(4)「消えた子供」に芽生えた選択

「夜間中学と出合えたから、今の自分がいる」と話す山崎陽菜さん=大阪府守口市(安元雄太撮影)
「夜間中学と出合えたから、今の自分がいる」と話す山崎陽菜さん=大阪府守口市(安元雄太撮影)

 確かに学校は嫌いだった。早起きも苦手で、行きたくないと思っていた。だが、まさか本当に行けなくなるとは思っていなかった。9年間も。この先どうなるのか、生きていけるのか。小学校を卒業していない山崎陽菜(ひな)さん(23)=仮名=は、不安と苦悩と焦りの中で「風が通りすぎたかのように」10代の大半を過ごしたという。学籍も削除され、社会的に「消えた子供」だった少女時代を経て、5年前から大阪府守口市の市立さつき学園夜間学級で学び続ける。

 ■母の言葉

 小学4年の初め頃までは登校できていたが、それ以降は通える状況でなくなった。同級生の輪に入れず、休憩時間は図書館や運動場などで一人で過ごしていた山崎さんは、当初は「ラッキーと軽く考えていました」と振り返る。

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