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1型糖尿病障害年金打ち切り訴訟、原告の請求認める

1型糖尿病患者への障害基礎年金の支給を巡る訴訟で請求を認められ、「勝訴」の紙を掲げる原告側弁護士=11日午後、大阪地裁前
1型糖尿病患者への障害基礎年金の支給を巡る訴訟で請求を認められ、「勝訴」の紙を掲げる原告側弁護士=11日午後、大阪地裁前

 血糖値を下げるインスリンが体内で分泌されなくなる「1型糖尿病」の患者9人が、病状が改善していないのに障害年金の支給を打ち切られ、打ち切りを判断した理由も示されなかったのは不当として、国に処分取り消しを求めた集団訴訟の判決が11日、大阪地裁であり、三輪方大(まさひろ)裁判長は請求を認めた。

 1型糖尿病は、生活習慣病が主な原因の「2型」と異なり、幼少期に発症することが多く、根本的な治療法はない。

 訴状によると、原告の男女9人は、いずれも未成年で発症し、成人後に障害年金の支給を申請。当初は「日常生活に著しい制限を受けている状態」として障害等級の2級に認定されたが、それぞれ平成21~28年に2級に該当しないとして支給が打ち切られた。

 患者側は「症状の改善がないのに、判断理由も示されずに支給が停止された」と主張。国側は原告らについて「障害認定基準によれば(2級より軽い)3級に該当するのは明らか」などと反論していた。

 1型糖尿病の障害基礎年金をめぐっては、東京地裁でも同様の訴訟が起こされている。

 【1型糖尿病】血糖値を下げるホルモン「インスリン」をつくる細胞が何らかの理由で破壊され、体内で分泌されない病気。幼少期に発症することが多い。根本的な治療法はなく、患者は血糖値のコントロールのため注射などでインスリンを継続的に投与する必要がある。日本人の糖尿病患者の9割以上は1型とは別の、生活習慣が主な原因の「2型糖尿病」とみられる。厚生労働省の推計では、1型糖尿病の患者は全国で約8万2千人(平成29年10月現在)

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