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【夜間中学はいま】(3)壮絶な過去…再び動き出した人生

 夜間中学に通うまで「残酷な過去」は夫にもすべて話せず、トラウマになっていた。学校で自分自身について作文を書くとき、「私の中の深い傷」と向き合うことができた。「先生たちのおかげで、思ったことをありのまま表現できるようになりました。自分が解放されました」

 短歌にはこう詠んだ。

 《生きるのは 大変だけど 絶対に 乗り越えられる 皆のおかげで》

 《今になって 遅いことない 信じれば 夢をつかめる 自分次第だ》

 「夜間中学で学び、子供の頃に止まった時間が動き出した。ここから私の人生が始まりました。夜間中学は私の宝物です」。学びは人間らしく生きるために不可欠であり、一人でも多くの人に学校の扉を開いてほしいと願う。

 西野分校を1年で卒業し、進学した定時制の兵庫県立湊川高校も今春卒業した。これまでと同じように早朝から夕方まで重機も運転する土木建築の現場で働きながら、4月から大阪の専門学校に通う。

 「夜間中学のおかげで、夢に向かって進めた。私の夢は、大学で法律を学び、国連で活躍して、自分と同じような境遇の人たちの力になること。この日本で誕生した夜間中学、そこで学んでいる人たちのことも世界中に伝えたい」

 「夜間中学」に関する体験談やご意見、ご感想を募集します。

 住所、氏名、年齢、電話番号を明記していただき、郵送の場合は〒556-8661(住所不要)産経新聞大阪社会部「夜間中学取材班」、FAXは06・6633・9740、メールはyachu@sankei.co.jpまでお送り下さい。

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