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鳥取の出土人骨をDNA解析 日本人は複雑なハイブリッド?

DNA解析が行われた青谷上寺地遺跡出土の人骨
DNA解析が行われた青谷上寺地遺跡出土の人骨
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 19年前、鳥取市の青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で大量に出土した弥生時代の人骨が今、再び脚光を浴びている。最新技術でDNAを解析し、日本人のルーツに迫る国の研究機関などによるプロジェクトの対象になったのだ。人骨は刃物などの痕跡があるものを含め100体以上が溝に散乱した状態で見つかっており、異様な出土状況は考古学界で大きな謎だった。人類学の新たなアプローチで日本人の成り立ちを解明するとともに、その場で何があったのかという謎の解明にも注目が集まる。

異様な発見

 人骨は平成12年、遺跡の中心域の東側で、幅9メートルほどとみられる溝状の遺構から発見された。取り上げられた数は約5300点。鳥取大医学部で確認したところ、少なくとも109体分あった。

 そのうち約110点、約10体分には刀や矢などで傷つけられた痕があった。骨の特徴からみると、成人男女から5歳ぐらいの子供まで。15~18歳とみられる女性の頭蓋骨には、額に鋭利な刃物で突かれたような三日月形の穴があった。別の骨盤の骨は矢で射られた上、切りつけられており、彼らは武器で殺傷された犠牲者と考えられた。

 骨の出土状況もまた、異様だった。普通の埋葬の場合だと、骨は人体の構造に沿った形で見つかるが、同遺跡では2体を除いてバラバラの状態。ただ、10~15人分の骨は5メートル四方から見つかっており、遺体を積み重ねるように埋めたのではないかと推測されている。

最新の技術でルーツを解明

 研究プロジェクトは、国立科学博物館(東京)と国立歴史民俗博物館(千葉)、鳥取県埋蔵文化財センターが共同で進めている。

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