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「令和」出典 万葉集ゆかりの地で“聖地巡礼” ブーム到来か

「梅花宴」を描いた大亦観風の「大宰府梅花宴の歌」=2日、奈良県明日香村の万葉文化館
「梅花宴」を描いた大亦観風の「大宰府梅花宴の歌」=2日、奈良県明日香村の万葉文化館

 新元号「令和(れいわ)」の公表から一夜明けた2日、出典の「万葉集」ゆかりの地は早くも新元号の“聖地巡礼”で訪れる観光客が増え、問い合わせも相次いだ。ゆかりの自治体や施設では、旅行会社への働きかけや特別展の企画などの対応に追われている。万葉集ブームが到来しそうだ。

 梅花宴を再現

 令和は奈良時代、福岡県太宰府市にあった大宰府の長官、大伴旅人(おおとものたびと)邸で開かれた「梅花宴(ばいかえん)」(梅の花を見る宴会)で詠まれた32首の歌の序文から採用された。

 宴会が開かれた地である大宰府政庁跡(同市)にある坂本八幡宮は2日、多くの人でにぎわった。通勤途中に立ち寄ったという同県大野城市の会社員、花本龍彦さん(51)は「ゆかりの地が福岡で誇らしい」とスマートフォンで境内を撮影していた。

 隣接する大宰府展示館では、梅花宴を博多人形で再現したジオラマを展示する。同県水巻町の運転手、木原一博さん(71)は「1300年近く前の風流な宴会の様子に歴史と文化の重みを感じた」と話す。

 好機を商機に

 万葉集ゆかりの景観や歌碑が多く残る奈良県では「好機を商機にしたい」と期待感が高まっている。

 約4500首が収められている万葉集は、奈良を対象に詠んだ歌が最も多いとされる。ゆかりの地を観光に生かそうと、県は平成24年から奈良で編纂(へんさん)された古事記と日本書紀、万葉集をテーマにした「記紀・万葉プロジェクト」を展開。「本物の古代と出会える地」をPRしてきた。県の担当者は、「元号とともに奈良が今にいたっている歴史もPRしていければ」と話した。

 17年から観光キャンペーン「うまし うるわし 奈良」を企画しているJR東海の担当者も「『うまし』という言葉は万葉集から引用した。多くの人に奈良に来てもらえる仕掛けを検討したい」と期待する。

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