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【選抜高校野球】習志野、したたかに逆転 流れを変えた重盗

習志野-明豊 3回表習志野2死一、三塁、打者桜井のとき、一走との重盗を決める三走根本。捕手成田=甲子園
習志野-明豊 3回表習志野2死一、三塁、打者桜井のとき、一走との重盗を決める三走根本。捕手成田=甲子園

 選抜高校野球大会第10日の2日、準決勝の第1試合では習志野(千葉)が明豊(大分)に6-4で逆転勝ちし、決勝に進んだ。習志野の決勝進出は春は初めて。

 したたかに、確実に攻めた。習志野は3点を追う三回2死一、三塁で、一塁走者の角田が二盗を仕掛けた。三塁走者の根本は「捕手の送球が高い」と見るや、自分の判断で本塁に突っ込んだ。重盗で1点を返し、根本は「あのプレーで流れが変わった」。

 1回戦以来の先発となった山内が明豊の強力打線を相手に6回3失点と踏ん張り、七回に小沢の適時打で同点。八回には先頭の桜井の本塁打などで3点を勝ち越した。2回戦以降の3試合は全て逆転勝ちというしぶとさが光る。

 秋季の公式戦ではチーム打率が3割を切り、小林監督は「打つ能力が低い」と選手にはっきりと伝えてきた。だから、練習で時間を割いてきたのも走塁だった。指揮官の言葉にチームの哲学が詰まっている。「足りないことを全部受け入れて、どうにかしようという発想の方がいい。勝つためにどうにかしたいね、という公立校でありたい」。打席でバットを短く持つかどうかも「選手の感じ方」に任せている。

 2回戦の星稜戦では「サイン盗み」疑惑が持ち上がり、監督だけでなく選手までもが好奇の目にさらされた。それでも、根本は「一戦一戦、戦う中でチームが成長してきた」と実感を込める。たくましさを増して、決勝に向かう。(岡野祐己)

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