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「ハルカの陶」に触発?備前の郷に陶芸家志す女性が続々

 その際は共同作業になるが、夜を徹しての窯だきや、燃料となる大量のまきの運び出しなど、重労働が伴う点も女性には大きなハンディだ。竹崎さんは「郷里から期待されて送り出されたので、簡単に逃げ出せないとの覚悟はあった。でも、主人と出会わず、全く芽が出ていなかったら、果たしてどうしていたやら…」と吐露する。

 女性の備前焼作家は何人かいるが、代々が陶芸家といった家庭環境が多かった。ところが近年は、「はるか」のようにそんなバックボーンもなく飛び込んでくるケースも多いという。20年に発足した同市の女性作家のグループ「備前陶桜会 咲楽(さくら)」(中平美鈴会長)では、現在の会員9人のうち5人がそんな女性たちだ。

 同会にも所属する竹崎さんは「グループ展が主な活動ですが、女同士だからこその相談事などにも対応し、若い女性作家の受け皿でもありたい」と話す。

女性の感性に期待

 備前焼の売り上げはバブル崩壊と同時に冷え込み、弟子を受け入れる体力がある窯元、作家は一握り。まして女性の弟子となると、伝統的な男性職場だけに「扱いにくい」などの理由で不利が生じる。

 そんな中、同市伊部の窯元「桃蹊(とうけい)堂」では約20年前から同センターの卒業女性たちに門戸を開いている。木村英昭当主(48)は「今は女性や若者にも売れる商品の創出が課題で、女性作家ならではの感性で従来とは一味違う作品を輩出してもらいたい」と温かく見守る。

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