PR

産経WEST 産経WEST

「ハルカの陶」に触発?備前の郷に陶芸家志す女性が続々

 同センターの卒業生はかつて男性が主だった。それが漫画が世に出た23年度以降、今春の卒業予定者を含め女性は計35人と、計38人の男性とほとんど差がなくなっている。

 同窓会「備前育陶会」の活動会員(備前焼関連の職種にある人=55人)にも女性は10人いるが、うち6人が23年度以降の入会だ。

 石森さんら3人は、卒業後も備前市内の窯元などで5年程度の修業を積む予定で、「いつかは郷里に工房を」「日用雑貨的な作品で関東にも事業展開したい」などと目標を掲げる。

女性の活躍は?

 漫画では「はるか」の独立までは描かれていない。西崎さんは原作について、「岡山らしい作品として備前焼を題材にした。女性の人数を調べたわけではないが、女の子が主人公の方がインパクトがあるかなと思った」と話す。同センターを卒業した女性たちは現在どうしているのか。

 8年卒業の竹崎洋子さん(44)は東京出身で、工業デザインの関係から転向。卒業後は同市内の著名作家に6年間師事し、フリーの下積みも経て今は同業の夫、典泰さん(50)と市内に工房を構えて活動している。しかし、「同期生8人はいずれも現在は備前焼から遠ざかっている」。

 業界では「陶芸家は窯を築いてこそ一人前」が定説。それにかかる費用は窯の設置費などを含め最低でも2千万円とされ、元が取れるまで成長するには10年、20年が必要とされる。このため最近の若手は、他の作家の窯だき時に一緒に焼いてもらう「床借り」が当たり前になっているという。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ