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将来は中国から原発輸入も 国内原子力産業先細り深刻

大阪市内で開催された「原子力産業セミナー」。原子力関連業界への就職を目指す学生が訪れた=3月
大阪市内で開催された「原子力産業セミナー」。原子力関連業界への就職を目指す学生が訪れた=3月

 国内の原発産業に暗雲が垂れ込めている。原発の老朽化が進む一方で、新設、増設の議論は進まない。原発技術維持のため、官民一体で取り組んできた輸出も頓挫した。原子力従事者も減少傾向にあり、人材が先細りし、将来は原発を中国から輸入する事態になるという可能性も指摘されている。世界の先端を走っていた日本の原発技術はどうなるのか。

学生の関心薄く

 3月上旬、プラントメーカーや電力会社など原子力事業者が一堂に会した就職説明会「原子力産業セミナー」が、大阪と東京で開かれた。「原発の廃炉という新たな仕事に備え、化学専攻の学生を採りたい」。大阪会場に参加したプラントメーカーは話した。

 開催した日本原子力産業協会によると、今回両会場合わせた出展企業・団体は過去最多。だが近年、協会側の悩みが続いている。「福島第1原発事故以降に急減した学生の来場者数がなかなか戻らない」のだ。

 今年の来場者は大阪、東京合わせ、前年から約40人減の約340人。温暖化ガス削減の切り札として原発の活用が打ち出されていた平成22年度のピーク時(約1900人)の約2割の規模だ。「原発の置かれた厳しい状況に反応している。『原発は危険』との忌避反応も根強く、保護者が嫌がるケースもあると聞く」(業界関係者)。協会は「企業は人材確保に危機感がある。学生が減るなか、どう興味をもってもらうか課題」と話す。

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