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高1男子自殺、「指導死」認めず 大阪地裁

 大阪府立高校1年の男子生徒=当時(16)=が下校中に自殺したのは、学校側が約8時間も会議室に留め置いて反省文を書かせるなど不適切な指導を行ったことによる「指導死」などとして、生徒の遺族が府に計約7700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、大阪地裁であり、金地香枝(かなじ・かえ)裁判長は原告側の請求を棄却した。

 判決によると、生徒は平成27年5月15日、同級生の授業態度を注意したところ互いに平手打ちするなどトラブルになり、約8時間教員に事情を聞かれたり、反省文を書くなどの指導を受けたりした後、下校中に電車にはねられ、死亡した。

 原告側は「注意したのに悪いことをしたと決めつけられた。監禁されて反省文などを強要されたのは体罰だ」などと主張していた。

 金地裁判長は判決理由で、聴取や指導が約8時間にわたったのは「適切とは言い難いが、手を出した理由の確認に時間がかかり、反省文の作成も進まなかったため」と指摘。指導内容も「注意すること自体は良いと生徒を認めながら暴力について指導した。叱責や非難をした形跡もない」とし、教員の対応は教育的指導の範囲内だと判断した。

 また、生徒は動揺していたが指導を受け入れようとしている様子もあったことから「自殺を予見するのは不可能」とした。

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