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【統一選、私はこう見る】(2)万博・G20 世界が手腕注目 ロイヤルホテルの蔭山秀一社長

蔭山秀一ロイヤルホテル社長(前川純一郎撮影)
蔭山秀一ロイヤルホテル社長(前川純一郎撮影)

 大阪では、2025年大阪・関西万博のほか、21年のワールドマスターズゲームズ関西、今年の20カ国・地域(G20)首脳会議など、これから大きなイベントがたくさんあります。誘致を進めているカジノを含む統合型リゾート施設(IR)が立地する可能性もあり、大阪が飛躍するチャンスです。

 こんなにあるチャンスを大阪の発展につなげられるのか。これから就く大阪府市のトップは、良くも悪くもその手腕を世界から注目されるでしょう。

 例えば、IRの誘致については、行政にとっては初めてのこと。一方、交渉相手となるのは、世界の国で展開する外資系の大手IR事業者。IRのノウハウを持っている業者に行政が口を出し過ぎるとうまくいかない。どこまでを行政がやってどこまでを任せるか、互いに理解を深める必要があります。

 IRは、行政が運営することはないでしょうが、大阪市の第三セクターとして開業した「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」が経営難となった過去があります。先進国ではシンガポールがIR誘致によって観光客を増やして成功しているだけに、大阪は失敗できません。

 企業側の視点では人手不足が課題です。IRが新設されれば一時的に雇用が集中して、既存のサービス業から人材が吸い上げられ、在阪企業の雇用バランスが崩れる可能性があります。その対策をどうするかといったことも行政は考えなければなりません。(聞き手 中山玲子)

 かげやま・しゅういち 昭和31年、大阪府生まれ。神戸大経済学部卒。54年住友銀行(現三井住友銀行)。取締役専務執行役員などを経て副頭取、副会長。平成27年、関西経済同友会のトップである代表幹事に就任した。29年6月からロイヤルホテル社長。

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