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東大阪の夜間中学2校再編 在校生ら集う

 大阪府東大阪市にある市立長栄、布施の夜間中学(夜間学級)2校が4月に再編整備されることに伴い、「新たなる旅立ちへの集い」と銘打った会が、同市内で開かれた。生徒たちの作文や書道、絵画などの作品が展示された会場には、両校の在校生や卒業生、教員ら約100人が集い、「学ぶ喜び」を教えてくれた母校への感謝の思いや新しい学校への希望などについて語り合った。

 両校の夜間学級はいずれも市内の西部地区にあるため、再編整備で4月から中部地区と西部地区に1校ずつ設置。長栄中の夜間学級はなくなり、新たに設けられる意岐部(おきべ)中夜間学級は中教室として、意岐部東小学校内の建物を改修して使用する。現在布施中の敷地内にある夜間学級も場所が変更され、西教室として布施中第2グラウンド(旧太平寺中跡地)にプレハブ校舎が新設された。

 この日の会は2部構成で行われ、第1部は両校合同の卒業生を送る会。1年間の行事などを映像で振り返った後、卒業式を控えた両校4人の生徒があいさつした。67歳で入学し、9年間通った布施夜中の金(キム)夏子(ハヂャ)さんは、文字だけでなく歴史や社会情勢なども教わったことで視野が広がったといい、「年をとって学ぶことは大変でしたが、いろんな行事に参加し、パリのユネスコ本部でも識字の大切さを訴えた。在校生の皆さんは、新しい校舎で頑張ってください」などと感慨深げに語った。ネパールやフィリピンから来日した長栄夜中の3人も、夜間中学で学んだおかげで高校に進学できたと感謝の思いを述べた。

 第2部では、昭和47年に同市初の夜間学級が長栄中に設けられて以来、半世紀近くにわたる同市の夜間中学の歩みを映像や同窓生らの言葉で振り返った。続いて、新しい学校の紹介があり、最後に出席者全員で「夜間中学生の歌」などを合唱した。

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