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【夜間中学はいま】(2)20年通って卒業…仲間に感謝

 夜間中学にも多くの行事があり、十分な教育を受けられなかった人たちにとって、青春を取り戻す機会にもなっている。尹さんも文化祭で汗を流してチヂミを焼き、行事では中国の楽器・二胡を演奏した。

 春日中は、前身となった私設の自主夜間中時代に夕食にうどんが提供されていたことから、「うどん学校」の愛称もある。そのゆかりもあって、一泊体験学習では香川県を訪問。級友と讃岐うどんを打ったこともあった。尹さんにとって、こうした思い出は「一生忘れられない」という。

 20年にわたり、学びを続けることができたのは、ともに学ぶ仲間がいたからなのだろう。陳さんは「仲間と一緒に勉強できなくなるのが寂しい」と涙を浮かべ、級友と抱き合って別れを惜しんでいた。

 深沢吉隆教頭は、「家族の存在も大きかったのではないか」と語る。陳さんはともに来日した夫や子供も夜間中学に通学。尹さんも妻の牟蘊馥(ム・ユンフ)さん(69)と支え合い、学び続けた。

 「みなさんも夢に向かって諦めず、挑戦して頑張ってください」。尹さんは卒業生のあいさつを在校生へのエールで締めくくった。

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