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新品種の柑橘類「はるき」サクサクの食感 和歌山県

和歌山県が開発した柑橘類の新品種「はるき」
和歌山県が開発した柑橘類の新品種「はるき」

 手でむきやすく、サクサクした食感が特徴の柑橘類の新品種「はるき」を県果樹試験場(和歌山県有田川町)で開発し、県が19日発表した。出荷される柑橘類の種類が少なくなる3月ごろに収穫できるため、農家の経営安定にも寄与するという。「春の紀州を感じる果実として流通してほしい」との願いをこめて命名した。県は2年後に苗木を流通させ、その5年後の販売を目指す。

 県は、ミカン生産量で長年全国1位になるなど「果樹王国」として知られる。一方で、主力の温州ミカンは秋から年末にかけてが出荷のピークのため、農作業の平準化と春以降の収益確保を両立できる品種の開発が課題となっていた。

 県は平成14年以降、開発研究を進め、はるきを開発した。既存品種の「清見(きよみ)」と「中野3号ポンカン」を交配。外皮がむきやすく中の粒が大きい「ポンカン」と、春先に収穫期を迎え、甘味と酸味のバランスがよい「清見」の特徴を兼ね備えている。

 果実は1個あたり約180グラム、直径約8センチ。糖度は13~14度と甘く、サクサクした食感。内袋が薄く、手でむいて食べられる。

 県は昨年12月に品種登録を出願。農林水産省の審査を経て、数年後に品種登録される見込み。

 今後は育苗組合に母樹を配布。苗木を育てて2年後にJAなどを通して農家に販売していく。

 仁坂吉伸知事は「おいしく、特徴のある品種ができあがった。全国に良い値段で出荷できるようになればすごくいい」と期待を込めた。

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