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登録有形文化財に太郎坊宮や冨田酒造など18件

冨田酒造主屋(滋賀県教育委員会文化財保護課提供)
冨田酒造主屋(滋賀県教育委員会文化財保護課提供)
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 国の文化審議会は18日、太郎坊宮(たろうぼうぐう)(阿賀神社、滋賀県東近江市)や冨田酒造(同県長浜市)など、新たに滋賀県内の建造物18件を登録有形文化財とするよう文部科学相に答申した。正式に登録されれば、県内の登録件数は423件となる。

 18件のうち15件が太郎坊宮の建物で、本殿や参拝所、舞台、拝殿などが答申を受けた。

 太郎坊宮は磐境(いわさか)信仰で知られる神社。東近江市西部の赤神山中腹にあり、ふもとの鳥居から本殿にかけて急な斜面に多くの建物が立ち並んでいる。

 入母屋(いりもや)造り、一間社(いっけんしゃ)の本殿は彫刻が施された丁寧なつくりの近世社殿で、周辺の舞台や拝殿、神楽殿、参道沿いの絵馬殿や長楽殿、永安殿などの社殿とともに、独特の景観を形作っている。

 北国街道の旧木之本宿にある造り酒屋の冨田酒造は室町時代後期の創業とされる。今回答申された主屋(しゅおく)は切妻造、2階建ての建物で、幾重にも重なる屋根が特徴。所蔵文書から延享元(1744)年に建てられたとみられ、天保3(1832)年に増築された。旧木之本宿の町並みを今日に伝える重要な建造物という。

 冨田酒造と同じ旧木之本宿南端にあるダイコウ醤油主屋も、かつての景観を伝える貴重な建造物として答申を受けた。切妻造2階建ての商家で、建築年代は創業時の嘉永5(1852)年ごろとみられる。

 また、旧近江銀行愛知川支店(同県愛荘町)は大正15年に建てられた鉄筋コンクリート造平屋建ての銀行建築で、現在は愛荘町の観光交流施設として利用されている。外観の中央部を枠で区切り装飾を集中させるという、当時関西圏で見られた新しい手法が取り入れられており、地域の近代化を象徴する建物となっている。

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