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「グリーンブック」ピーター・ファレリー監督 人種差別融和への希望描く

ピーター・ファレリー監督は「人種差別の問題は現代の米国で根強く残っている」と警鐘を鳴らした =東京都港区(川口良介撮影)
ピーター・ファレリー監督は「人種差別の問題は現代の米国で根強く残っている」と警鐘を鳴らした =東京都港区(川口良介撮影)
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 2月の米アカデミー賞で作品賞など3部門を制した「グリーンブック」は黒人ピアニストと白人の用心棒の友情を描いた感動作だ。初来日のピーター・ファレリー監督(62)は「舞台は人種差別の激しい1960年代米国だが、現代にも通じる話。融和への希望を描くには優れた俳優の演技が不可欠だった」とビゴ・モーテンセン(60)とマハーシャラ・アリ(45)の演技をたたえた。(高橋天地)

 「人種間の融和を訴える本作が受賞できて満足だよ。差別問題の解決への可能性を感じ取った」。ピーター監督はオスカー受賞に感慨深げだ。

 モーテンセンとアリは、ファレリー監督に毎晩メールを送りつけ、役作りや演技について質問攻めにしたという。「ビゴは外見の再現に、アリは優しさの表現方法にこだわっていたね」と振り返る。

 アリは白人・黒人社会の両方で疎外感を味わう天才ピアニストの複雑な内面を見事に演じ、アカデミー助演男優賞に輝いた。ファレリー監督は「アリの抑制された優しさや寂しさの表現も、ビゴの緻密に計算された演技も素晴らしかった」と絶賛する。2人の俳優が演技にかけた熱意が、作品賞をもたらした。

 弟のボビー(60)と組んだ「メリーに首ったけ」などのコメディー作品で知られるピーター監督にとって、初の感動作。「シャーリーとトニーの話を聞き、教養のある天才ピアニストが屈辱的な仕打ちを受けた事実に大きな衝撃と怒りを覚えた。これは作るべき作品だと思った」と振り返る。ボビーは家族を亡くしたばかりだったため、単独監督作となった。

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