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【虎番疾風録第2章】(48)苦節30年、近鉄初優勝

 先輩記者によれば「開幕前に近鉄と試合して負けると、シーズンに入ってしばらくショックが尾を引き、調子が狂う-と言われて、敬遠されとった」という。そんな近鉄が43年に知将・三原監督を招(しょう)聘(へい)してから徐々に変わり始める。44年秋のドラフトでは太田幸司(三沢高)を指名し球団の人気も急上昇。そして48年オフに阪急の監督を勇退したばかりの西本を招いたのである。当時の西本監督の口癖は「砂漠に城を建てるようなもんや」だったという。それから6年、見事に城は建った。

 午後8時、筆者は日生球場で行われた“狂騒の祝賀会”で初めてビールを頭から浴びた。毛穴から入ったアルコールでたちまち悪酔い。ちゃんと原稿が書けたのだろうか…いまだに記憶がない。

=敬称略

(田所龍一)

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