PR

産経WEST 産経WEST

【虎番疾風録第2章】(46)箕島-星稜“夏の夜の奇跡”

 試合は延長十八回、箕島がサヨナラで勝った。だが、そこには勝者も敗者もなかった。「両軍の選手を褒めてやってください。すばらしかったじゃありませんか」と、お立ち台の箕島・尾藤監督の唇が小刻みに震えていた。

 次の日、筆者は甲子園球場の運動具店ブースの前で星稜・山下監督を見つけた。両腕に大きなボールを抱えていた。「それは?」と尋ねると「きのうの試合に感動したもんだから、記念に選手のサインをもらおうと思ってね。ひとつはこれから箕島高校の宿舎に持っていくんだよ」。翌日の紙面にその小さな記事が載った。  =敬称略

(田所龍一)

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ