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「中国に複数回運搬」、容疑で2人送検 和牛受精卵不正輸出

 和牛の受精卵と精液が中国に不正輸出された事件で、大阪府警に家畜伝染病予防法違反容疑などで逮捕された運搬役の小倉利紀容疑者(64)が、「これまでに何度か依頼された荷物を中国に運んだことがある」と供述していることが11日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、小倉容疑者に運搬を指示したとして、同法違反容疑などで逮捕された前田裕介容疑者(51)は受精卵などの持ち出しについて、「知人の中国人に頼まれた」と供述。一方で、「以前にも調味料などを運ぶよう頼まれ、(小倉容疑者に)運ばせた。受精卵の依頼は初めてだった」と説明しているという。

 府警は11日、同容疑などで2人を送検。中国人側が何度か荷物を運ばせることで、国外に持ち出す手順に慣れさせた可能性があるとみて、中国での受け取り役の特定などを進めている。

 府警生活環境課によると、小倉容疑者は昨年6月、大阪発中国・上海行きフェリー内で、保冷容器の中に和牛の受精卵や精液を注入した365本のストローを所持したとされる。中国当局が持ち込みを認めず、帰国した小倉容疑者が農林水産省動物検疫所に申告して事件が発覚した。

 家畜改良増殖法は、受精卵や精液の譲渡の際、獣医師か家畜人工授精師の名前などを記載した証明書の添付を義務付けているが、両容疑者は証明書を所持していなかったことも判明している。

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